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格闘技が暴力になる時
口論の会社員殴り重傷負わす、プロボクサーを逮捕(2008年1月7日 読売新聞)

 東京都台東区のJR上野駅で先月21日、北区の男性会社員(41)が若い男に顔を殴られ重傷を負った事件で、警視庁捜査1課は7日、豊島区南長崎、プロボクサー坂本大輔容疑者(26)を傷害の疑いで逮捕したと発表した。
 調べによると、坂本容疑者は先月21日午後11時10分ごろ、上野駅不忍口の改札付近で会社員とぶつかって口論となり、ことに腹を立て、会社員の顔を1回殴って転倒させ、後頭部骨折の重傷を負わせた疑い。
 駅の防犯ビデオの映像から、同駅周辺でアルバイトをしていた坂本容疑者が浮上し、今月5日に逮捕した。調べに対し、「交際相手からもらったジャンパーを破られ、頭にきてやった」と供述しているという。
 坂本容疑者は、角海老宝石ボクシングジム(豊島区)に所属するスーパーライト級のボクサーで、戦績は3戦2勝1分。事件当時、会社員は酒に酔っており、同課は7日、会社員についても暴行容疑で書類送検した。
~:~:~
 この記事のとおりなら、このボクサーは途中まで、完全に被害者でした。酔っぱらいにからまれて、胸ぐらをつかまれて引きずり回されたあげく、大事なジャンパーを破かれて、怒るのも当然だと思います。でも、このボクサーは、自分が普通の人と違う“格闘技のプロ”だという自覚を忘れ、その拳を一般人に使ってしまいました。その瞬間から一転して加害者になってしまいました。このボクサーに同情はしますが、やはりあってはならないことだと思います。

 殴った回数が1回であること、殴った衝撃ではなく、倒れて後頭部を強打したことによる骨折であること、相手が酒酔い状態であることから、情状酌量の余地はありますが、実際に拳で殴っていますから、正当防衛ではなく、暴行傷害容疑になってしまうでしょう。重症を負わせる前に、なんとかおさめることはできなかったのでしょうか。

 このボクサーもケンカでボクシングを使っていけないことは十分わかっていたろうと思います。つい手が出てしまったのかもしれません。しかし、それでも手は出すべきではなかった。たとえ、ジャンパーを破かれても、罵詈雑言を言われても、「酔っぱらいのすること」と相手にすべきではありませんでした。もし、相手が図に乗ってそれ以上の危害を加えようとし、身の危険を感じたら、相手の安全を十分確保した上で、相手の動きを制する。それだけの実力差がなければ手を出してはいけません。逃げてしまった方がまだマシです。

 たぶんカッとなって反射的に顔面に拳を出してしまったのでしょう。もしこれが、相手の戦意を喪失させる目的で、加減した上でボディを打っていたらどうだったでしょう。相手はうずくまるので、後頭部は打ちません。かなわない相手と見て、これ以上からむのはやめるでしょう。

 感情にまかせて拳を振り上げるのは、ただの暴力です。格闘技として使うなら、あくまで護身のため、相手を安全に制するために、理性を持って使用するべきです。ここさえ見誤らなければ、“人にからんで暴行する酔っぱらい”を捕まえて、逆に「お手柄」になったかもしれません。

 いくら、相手の方が悪いと思っていても、それに怒りの感情で向かっていったなら、それは「正義の鉄拳」ではなく、「悪しき暴力」に過ぎません。理性を持って冷静に相対し、相手のみならず自分もコントロールする。それができなくては、格闘技を用いる資格はありません。

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 今日は整体師というより、いち武道家としての意見を述べました。ご容赦ください。
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テーマ:雑記 - ジャンル:日記

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