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さかたにけんいち

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自殺を評価しないで
 おととい月曜日の松岡農水大臣の自殺は、私も大変ショックでした。まさか、現職の大臣が自殺するなんて想像だにしていませんでした。安倍総理をはじめ、政治家達もショックを隠しきれず、報道陣にマイクを向けられてもなかなかコメントを発しきれないようでした。

 そんな中、石原都知事のコメントは、私にとってとても違和感のあるものでした。「死をもって償ったという意味では、彼も侍であった」という内容のもので、松岡大臣の名誉を重んじ、彼の行動を評価すると解釈できるものです。

 つまり、石原都知事は、『自殺』という行動を評価したのです。松岡大臣が、自殺という選択肢を選んだ真の理由は誰にも分かりません。死をもって自分の感じていた罪を償い、責任を果たそうとしたのか、または死ぬことによって説明責任から逃げようとしたのか、精神的に追い詰められ自暴自棄になってしまったのか誰も推測することしかできません。だから、石原都知事が、松岡大臣の行動を「名誉の死」と思うことはかまいませんが、それを報道機関を通じてコメントするのはいかがなものかと思います。

 -自身の死をもって罪を償う-これは、許されないことです。決して自殺を認めてはいけません。しかし、現職の大臣が自殺をし、都知事がこれを評価した。これではいったい誰が、自殺がいけないことだって、たった今、思いつめて死を考えているひとに言えるでしょうか?自殺者は平成10年から連続で年間3万人を越えています。これは昨年の交通事故での死者数の5倍の数字です。これをなんとか食い止めるのが政治家の仕事なのではないのですか?

 前に、ダウンタウンの松ちゃんがあるTV番組で「もうどうしようもない、死ぬしかないと思いつめた男性がふと、つけたTVでたまたまダウンタウンが漫才をやっていた。あまりのバカバカしさに笑っていた自分自身に男性は驚き、急に自殺がバカバカしくなり、死ぬのを思いとどまった。その男性から後日届いたファンレターでそのことを知った。お笑いをやっていて本当に良かった。」ということを言っていました。

 どんな理由があるにしろ、自殺を評価してはいけません。その場はたしかに死という選択しかないように思うかもしれませんが、思いとどまって振り返ってみたら、「死ぬほどのことじゃない」「生きていてよかった」と思うときがきっと来るのです。死ぬ勇気があるなら、勇気を持って生き抜いてほしい。

 松岡大臣にも、もし自分の行いに罪があるのなら、司法の判断に基づいて、生きて罪を償ってほしかったです。あたらめて、松岡大臣のご冥福をお祈りいたします。 
 

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テーマ:雑記 - ジャンル:ブログ

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